31.アウトイン
 −−−−−−−−−−
 本当になにも出なくなる
 ただ感化され 純粋な浸透は留まらずに
 染み込みつづけるだけ

 何かをアウトプットすることが好きなのに それさえも出来ない倦怠感
 ただ焦がして焦がして焦がして
 そうして気づいたほんとうのこと アウトプットすることは嫌いだ
 残るものは嫌いだ 一刻も早くに変わればいい
 喋れないと喋れないのは なぜ
 喋れないと この手も言葉を紡がない


 32.SILLY
 −−−−−−−−−−
 ただ過去に渦巻いた 断片を辿りたい
 格好いいわけじゃない 憧れなんてない
 なのに 心底から狂っているものに とんでもない愛おしさを感じる
 あるいはそれは 憧れなのかもしれない


 33.嘘づくりの羽
 −−−−−−−−−−
 期待するだけ 期待していて
 いくらでも 痛くなんてない
 この足が根付いた土は 次第に腐っていくけど

 大きな葉を広げ どこまでも届くのでしょう
 それに似た この思いさえ どこまでも届くのでしょう
 でも きっとそれは
 何かが小さくなるだけ 大きくなれるもので
 ただ移動しているだけの つまらない錯覚
 その錯覚さえ あなたの中に取り込んで 簡単にして
 そうしたら それは嘘ですらなくなるから

 飛んでゆく前 あと振り返る
 どこまでも 見えるわけがない
 この翼はばたく空は 次第に乾いていくけど

 小さな羽集め 遠くまで飛べるのでしょう
 そのときも この目は光り 遠くまで見えるのでしょう
 でも そして羽は
 羽ばたくだけの時間では 成長しきれない
 いつか地に帰る わたしの翼を落として 人間にして
 そのままで それは嘘にならばなれるから

 遠くがあるなんて 嘘
 この身のまわりだけで 精一杯なのに
 遠くまで背負わないで それでもこの身を焦がして
 必死で 自分以外のものに焦がれて


 34.さぼてん
 −−−−−−−−−−
 棘を纏う
 自分を守ろう
 生きていくには
 少しくらい
 傷ついてもね
 割り切っていく
 泣いてもいいけど
 割り切っていこう


 35.かぜ
 −−−−−−−−−−
 ぴうぴう風が吹く
 ぼくに当たって 脇をすり抜ける
 背中をなぞって飛んでいく

 ごうごう風が吹く
 ぼくに当たって 真ん中ぶちぬく
 開いた穴を通り抜けていく


 36.その隣で
 −−−−−−−−−−
 君には会えないけれど、
 それでもボクは歩きつづける。
 生きつづけて、いつか、眠る君を見て、
 ボクも永いねむりにおちる。


 37.闖入者
 −−−−−−−−−−
 虫の声がする
 たぶん家の中にも
 鳴かない虫がいる
 我がもの顔で
 平然として歩いてる
 なんだかその姿は
 僕よりも堂に入っていて
 もしかしたら
 もしかしたら
 僕が、あいつらの家に住んでる?


 38.見た目以上の意味をもつ
 −−−−−−−−−−
 だいじょうぶ?とか
 元気だしなよ.とか
 なにも理解しないで言うのは簡単.
 少しでも励ましたいから
 言うのかもしれないし,
 ただ言ってみただけかもしれない.
 でも,
 理解しないで言うことは
 理解する気がないわけで,
 理解せずに言葉を貰っても
 理解できないだけじゃないか.
 リカイ
 この3文字は
 3文字以上の意味を持ってる.


 39.遭難
 −−−−−−−−−−
 ただでさえ見失いやすいぼくなんだ
 この目さえ失ったら
 永遠に出会える気がしない


 40.無知に欲しがり生きること
 −−−−−−−−−−
 いつかこんな日が来ると思ってた なんて
 言うヤツ 見たことない
 意識できずに思うのと
 意識していて思うのと
 似たようで天と地程度には違うそんなこと
 知ってたら耐えられない
 知らないと怖すぎるから
 誰だって 足元照らすランプは欲しい
 行く道確認 便利な地図欲しい
 たっぷり安心 本気で眠れるテント欲しい
 温かく温かい 毛布が欲しい
 その上さらに 自分と世界を照らす天体が欲しい
 要らないものは 自分を脅かすもの
 僕を暗闇に置き去りにするもの
 足元の道を消してしまうもの
 休まらない旅路
 寒さに凍えるしかない温度
 僕らを盲目にする 本当の暗闇は要らない
 いつだって 自分勝手に
 僕らは自分勝手に こんな日が来ることも知らず
 なにも知らずに 生きてる


 
広告 [PR] 紅葉めぐり わけあり商品 ヒートテック 無料レンタルサーバー ブログ blog